1年

ブリーダーさんからの仔犬が生まれたお知らせを、「このこ、かわいいね」と言いながら、ニノと一緒に見た
その後ニノが亡くなって、暫くしてから見たHPにはまだその白い犬が載っていて、兄弟の中で1番かわいいと思ったのにどうして残ってるんだろうね・・・と不思議に思った

そのこを迎えに行ってから1年が経った
生まれた年が『T』の年だったので、『Théo (テオ)』と名付ける
(フランスにはその年によってアルファベットが決まっていて、2022年は『T』で始まる名前の年だったから)

シャンプーをしてあげたら、体の赤いブツブツは思ったよりも多くて、「あぁ、またここからスタートなんだ・・・」と思ったけど、ニノの『お魚とお野菜のごはん(クリックすると記事に飛びます)』でまもなくブツブツは消えて、きれいなお肌になった
テオはこれだけでも我が家に来た甲斐があったよね・・・と今も思う

ひとりでいることができなくて、いつも私の足元に座って「ぼく、かわいそうでしょ」みたいにか細い声で「きゅるる〜ん」と鳴く

同じ家の中にいるのに、私がちょっと立ち上がると、テオもすくっと立って小走りでついてくる
夜もひとりで眠ることができないので、結局、初日から一緒に寝ている
今はお布団の中に入り込んで体をぴったりくっつけて寝てるけど、そのうちに暑くなると、お布団の上に移動して私の足や横っ腹を枕にして眠っているのだった

いろいろあったぬいぐるみの中でクロコディルくんを気に入って、まだクロコディルくんの方がテオよりも大きかったのに、引きずるようにしてどこにでも連れて行っていた

何度も言うけど、テオはクロコディルくんが好きだったんだよね
でもそれはクロコディルくんが引退するきっかけになったのだった(『クロコディルくんのつぶやき』)

我が家に来て、テオは初めて海を見た
「あれはなんだろう?」と背伸びをしてみたり、テラスにすっと座ってしばらく眺めていたのだった
この日からテラスで海を眺めるのはテオの日課になった

『↑ テオ、います(中上級編)』
でも「寒い日は家の中からで結構です」になる(笑)

すごく寒がりなので、『ストー部』は常にアリーナ席からスタートする程、熱心な部員になった

初めて砂浜に行き、テラスから見えた海に接近するも、近寄ることなくここで眺めただけだった
寒い日だったので歩きもしなかったという・・・
(抱っこでビーチに行って、ここに降ろしてあげて、また抱っこで戻ってきた)

季節が変わって、暖かくなると、ご近所散歩に行くようになる
少しずつお外に慣れてくれれば良いと思っていたのだが、

今では自由に砂浜をかっ飛んでいる
テオは教えてないのに最初からお座りができて、つけ歩きもできて、遠くまで走って行ってもちゃんと戻って来る
その点では全く手がかからない犬で助かっているのだった

テオは食べることが大好き
満腹中枢が壊れてるのかな?と思う位、いつも腹ペコみたいな犬で、毎日ご飯もおやつも美味しく食べて、

お迎えに行った日の4倍の大きさに成長
今や背伸びをするとテーブルの上のものも見えるようになっている
ニノがいなくなってしまった1年は時間的な感覚はなくて、どう表現して良いのかわからないけど悲しくてとにかく重かった
同じ時間なのに変だけど、テオとの1年は「もう1年なんだ」と思う
たぶん、あんなに小さかった仔犬が、抱っこをすると腰が「めきっ」と鳴る位、目に見える形で成長したからだと思う
あ、体の大きさだけじゃないね
うちに来たばかりのテオが糞食をすることがわかった時は、本当に責任を持って最後までこの子のお世話ができるだろうかと相当挫けたけど、テオもこの家の犬になるべく努力を続けてくれて、なんとかここまで来た
テオ、この1年、よく頑張りました
(うちのフランス人も私もね・・・笑)
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