うつくしまふくしま
2011年05月02日 公開

フランスではもう「FUKUSHIMA」という言葉は聞こえなくなってしまった

先月半ば、フランスに到着し、CDGから家へ向かう車の中で
「福島原発の冷却機能を回復するまでにあと3ヶ月、放射線量が下がるのに9ヶ月はかかる・・・」
とラジオで話しているのを聞いた
日本では毎日、新聞やTV、ラジオからもたくさんの情報があったのに「3ヶ月」とは言っていなかったんだよね
・・・「当面」、「数ヶ月」とか「まだしばらく」という表現だった・・・
「OUI」か「NON」、「YES」か「NO」しかない暮らしに慣れてしまうと、「普通」、「どちらでもない」とか「わからない」という選択肢がある『曖昧な表現』の国ではちょっとイラッとすることがある
実際、「数ヶ月はかかる・・・」という発表に
「それじゃぁ、2ヶ月なのか11ヶ月なのかわからないじゃないの!

と応えていた私・・・
今の状態では3ヶ月以上の時間を要するかもしれないけれど、1つの目安(あるいは目標)として期限を出すのは悪いことではないのではないか?
もしそれが多少の遅れをとったとしても、避難している人たちはそれを元に計画が立てられるんじゃないのかな・・・
すぐに帰れると思って・・・と、連れて行ってもらえなかった福島の動物たちの中で、今、どの位が飼い主さんと再会できているのだろうか・・・

もともと危険なものを扱っているのだから、それを忘れることなく、もっともっと安全には敏感でいてほしかった
1日も早く『美しい福島』の飼い主さんとその愛犬が幸せに暮らせることを遠くから祈っている
いつも
してくださってありがとうございます

